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地表店

私の不思議体験記


第二話 昨日の敵は今日の味方


これは以前私が勤めていたある会社での出来事です。


どこの会社にでも、嫌われ者みたいな人はいるものですが、ここでは私が一生涯忘れることが出来ないような激しい性格の人との出会いがありました。


私は設備関係の仕事に就いていました。

この時の私は、毎日自殺する事を考えるほど落ち込んでいました。実は、プロフィールにある私が離婚されて、家族全員に捨てられた直後の話だからなのです。


そのとき私は、そこでの新人でしたので、入ったばかりは他の同僚に対しては心の派閥は無く誰にでも中立ですよね。

ある日、食堂の隅っこで食事をとっている私に、「ここいいですか?」とひとりの女性が声をかけてきました。

彼女は、私の向かいに座って食事をしながら話し掛けてきました。

後で他の人から聞いて知ったのが、私よりも3歳年上の女性で、バツイチで子供二人を旦那さんに引き取らせた、と言うぽっちゃり型の佐藤さんです。

この社内で書籍販売をしているとの事で「暇なら話に来て」と言う事である。どう考えても、私のタイプではないし、あまりに初対面なのに、なれなれしいのでその時は話半分に聞いていました。


その佐藤さんが食事がおわり食堂を出たと思ったら、すぐにそのあとで井上さんと名乗る28歳の女性が来ました。

「佐藤さんと仲良くしないほうがいいよ、新人の男には必ず声をかけるんだから・・」と言います。

他の人にも聞いてみると、とても激しい性格で、誰とでも喧嘩をするそうで、会社の鼻つまみ者になっていました。それで一人で孤独なために新人の男性には必ず声をかけるのだそうです。

でも、私は別に佐藤さんには個人的な恨みも無いし、趣味でも無い女性だったので、向こうからやってくれば話は聞いてあげるほうでした。


しばらくして、私は、この会社が休みの日も、社員や研修生さん達、みんなが使った大量の長靴を一人で洗ったり、中央大トイレの掃除を一人でしてたり、花を活けたり、畑で日中の暑いさなかに野良仕事をしてたりと、そんな驚異的な存在の女性の事が気になり始めました。鈴木さん28歳です。さらにこの人って美人なんで、他の人達からも好かれている存在でした。


私が入ってから、三ヶ月ほどたち、ようやく職場に溶け込んで来た位の時にある事件が起こりました。


佐藤さんが鈴木さんの悪口を会社の同僚や講習生や関係会社の人達にまで吹聴しはじめたのです。

鈴木さんが男をたぶらかし全員駄目にする女と言うことであります。

私は、この話を聞いて、なんとかやめさせようと、この佐藤さんに抗議に行きました。私が女神的存在のように憧れている女性の悪口は、特に私には許せなかったのです。

私は、書籍販売に行き、断固抗議しました。そうしたら、かわいさあまって憎さ百倍ってやつです。いつも食堂で話している、この私を佐藤さんは激しく憎むようになりました。

食事の時は無論席は遠方で無論無視しあい、廊下ですれ違えば、無言で痛いほどの視線が私の肌に突き刺さります。時にはその視線があたった体の部分が本当に激しく痛く感じるほどでした。

これで災い転じて得したのが鈴木さん。私が一手に佐藤さんからの憎しみを浴びたので、鈴木さんへのいじめはまるで無くなったのです・・・σ(^◇^;)オイオイ・・

この状態が三ヶ月間は続きました。私にとって、この人とその日会ったら、その日は一日憂鬱になる位ひどいものでした。


しかし、ある日の朝です。起きた直後に、この佐藤さんの顔が浮かんだのです。「今日は・・・最悪・・・」って思ったのですが、そのあとどういう訳か「こんなに長くやりあうのは、私の言い方が悪かったのだ」と思うようになったのです。自分でもその時の心境の変化は信じられないくらいでした。日々の憎しみが懺悔に変わったのです。


この時、こんな心境の変化は自分でも信じられなかったので、この反省の気持ちを記録しておこうと思いました。つまり、この佐藤さんへの反省の気持ちをノートに書き出したのです。「佐藤さん、ごめんなさい、私の言い方が悪かったのです。お許しください。佐藤さんは何も悪くは無かったのです。」と繰り返し書いたのです。

その約30分位あとに食事の時間です。いつもながらに、会社の寮の食堂に行きました

ある人を発見して・・・驚きました。

会社は休みなので、朝食の用意を佐藤さんが一人でしていたのです。 「やっばぁー」と思いつつ、空腹には勝てぬので、もらうものもらってすぐ退散するつもりでした。

そこで異変が・・・・・。

つい昨日の夜まで、痛いほどの視線を浴びせていた、佐藤さんが「笑顔」で「おはよう!元気ですねぇ!」って向こうから声かけて来ました。それに対して私の口から出た言葉は「一人で大変ですねー」でした。自分でもこの対応した言葉にびっくり。このあと「安 立さんとしゃべるのひさしぶりね。」とかで、以前のように向かい合って食べることになりました。


とても嬉しかったですねー。恋人でも趣味でも無い人でも、同僚と仲良くなれた時のこの喜びは、他に類の無いものでした。

この後私は、「今日は休みなのに、日直と宿直の当番があるんですよー」とか言ったら「それなら、私が変わりにやってあげるよー」とまで言ってくれたのです。この時の言葉が泣きたい程に嬉しく感じました。私は、前日までの苦痛の日々が、この朝から喜びの日々に変わってしまったのです。

おまじないは、電話やメールや手紙をやり取りしなくても心は通じるのです。


黒住宗忠の書物に「立ち向かう人の心は我が鏡なり、己が姿を映してや見ん」との言葉があります。正にこのことだったのです。


勘の良い方は、もうわかってしまったと思います。

これが私のオリジナルのおまじないの本当のルーツです。現在のノート系のおまじないは、これに言霊の能力と、精神科学の応用と、潜在意識の作用とを強化したものを主力として使っております。